たたら製鉄(島根県)
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石州和紙(島根県)
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八雲塗器に野焼き、津田カブ…松江の味づくしプレート 首都圏PRへ試験販売 農水商工連携協

八雲塗の器に松江の食材を盛り付けた「松江プレート」=松江市末次町、市役所

首都圏で松江の食文化をPRしようと、官民でつくるまつえ農水商工連携事業推進協議会は、松江の食材を特製の器に乗せて提供する「松江プレート」を考案した。島根を代表する伝統工芸・八雲塗の器に、あご野焼きや津田カブのぬか漬けなど8品を盛り付け、東京都内の飲食店で今月末から2週間、試験的に売り出す。協議会の関係者は「都内で松江の味を広めるきっかけにしたい」と期待を寄せる。

松江プレートは同協議会が関わり、12月2、3の両日に都内の商業施設・まるごとにっぽん(東京都台東区)で開く「松江特産品フェア」に合わせ、松江の食や工芸品を周知しようと初めて考案した。

国宝・松江城のイラストをあしらった八雲塗の器は縦22センチ、横30センチで、50枚作った。製作費は10万円。食材には長期保存が可能で、調理の手間が掛からない加工品を採用した。

松江市八束町産のハマボウフウのしょうゆ漬けや宍道湖で捕れたスズキの幼魚セイゴのかまぼこ、八雲町産の葉ワサビしょうゆ漬けなどを乗せる。かばはうす(安来市安来町)が経営する「炉端かば」丸の内店(東京都千代田区)や、RC・クリエイティブグループ(松江市東本町)の「しまね魚酒場主水」(東京都中央区)など島根県出身者が経営し、山陰両県の食材を使った料理を売りにする居酒屋計5店舗で、1皿約2千円で提供する。

八雲塗の器は各飲食店に無料で提供。松江産の食材を使った料理を出す際などに利用してもらい、さらなる松江ブランドの周知を図る。好評が得られればプレートを継続し、店内での加工品販売を目指す。

松江市商工企画課特産振興室の田渕道則農水商工連携コーディネーター(69)は「松江を感じさせる要素が詰まっている。食べた首都圏の人に、松江に思いをはせてもらいたい」と話した。

(2017年11月22日付 山陰中央新報掲載)


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