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伯州綿使い下着や雑貨 境港特産PRにも一役 安来の島田さん

伯州綿を活用した手作り商品を全国に販売する島田三和子さん=境港市上道町

自然素材を使った下着などを製造、販売する「天と地のあいだ研究所」(安来市荒島町)の島田三和子代表(34)が、境港市特産の伯州綿を使った製品作りに励んでいる。境港市内の織物グループと連携し、原料の綿栽培から製品作りまでを手掛ける。手作りの下着や雑貨は全国に販路を広げており、特産品のPRに一役買っている。

島田さんは安来市内の高校を卒業後、兵庫県内の下着メーカーに就職してデザインを担当。勤務する中で、化学繊維で肌が荒れるケースがあることなどを見聞きし、天然繊維に関心を抱いたという。

独立して天然の綿を使用した製品作りをしようと、全国の綿花産地を探したところ、伯州綿を特産化する境港の存在を知り、「原料栽培から製品作りまでできる最適な場所」と移住を決意。2015年4月に居を移し、同市の地域おこし協力隊員となった。

天然素材の良さ、手仕事の技全国に

伯州綿のPRなどを担当すると同時に、自身も畑を借りて栽培。収穫した綿や近隣の農家から買い取った綿を、地元の織物グループの協力を得て、コーヒーフィルターや赤ちゃん用の靴下などに商品化した。中でも締め付けのない「伝統的な自然な下着」として考案した女性用のふんどしは人気で、16年に発売して年間150枚を売り上げた。「思いを込めた商品を喜んでもらえてうれしい」と笑顔を浮かべる。

2年間の協力隊員の任期を終え、現在は天と地のあいだ研究所がある安来と境港を行き来しながら、製品作りにいそしむ。取引先は首都圏や近畿などで有機栽培した綿商品などを扱う10社に増えた。今後、原料から製造まで全て手作りする魅力を会員制交流サイト(SNS)で情報発信するなどし、さらに販路を拡大する考え。島田さんは「伯州綿でどんなことができるかを考えると気持ちが高ぶる。天然素材の良さや手仕事の技を全国に伝えたい」と意気込む。

(2017年12月4日付 山陰中央新報掲載)


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