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白ネギ土寄せ作業機械化 ローラー式培土器開発 鳥取県農業試験場

県農業試験場が開発した「白ネギ用ローラー式培土器」。左右に3個ずつ付いたローラーで土寄せする

鳥取県農業試験場は白ネギの強風被害防止装置「白ネギ用ローラー式培土器」を開発し18日、境港市で公開実演を行った。強風で白ネギが曲がって品質が下がるのを防ぐため、くわで土を寄せる作業を機械化。左右3個ずつのローラーが付いた器具で、畝を作る管理機に取り付けて使い、手作業と比べ、作業速度が8倍に向上する。今後、農機具メーカーと連携して商品化し、県内外の農家に普及させたい考え。

●台風時に強い味方

県内では農家約360戸が約600ヘクタールで白ネギを栽培し、2016年度の販売額は43億円。土寄せは台風に備えて行うが、手作業では1日(作業時間8時間)10アールの土寄せが限界で、大規模農家は作業が間に合わず、風害による品質低下に悩まされてきた。

同試験場は西日本屈指の産地で米子、境港両市にまたがる弓浜地区の農家から機械化の依頼を受け昨年、開発に着手。試作を重ねて装置を開発し、11月に特許を出願した。

装置は鉄製で長さ75センチ、幅85センチ。左右に3個ずつ付けたローラー(直径9~12センチ)がせり上がるように動き、白ネギの株元にスムーズに土寄せする。80~110センチの畝幅に対応でき、1時間で10アール土寄せできるという。

境港市中海干拓地で公開実演があり、開発に携わった試験場の徳田要介農業技術員(64)らが生産者や農機具メーカーの担当者約50人に構造や特徴を説明した。

同市内の8・5ヘクタールで白ネギを栽培する河岡誠さん(31)は「これまでは人手が足りずに土寄せできず、台風でネギが倒れてしまい大変だった。実用化に期待したい」と話した。

(2017年12月19日付 山陰中央新報掲載)

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