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カレーにぴったり 高級米「プリンセスかおり」 鳥取県農業試験場育成

県農業試験場が育成したカレーに合う高級米「プリンセスかおり」

甘い香りともちもち食感

県農業試験場は、ポップコーンのような甘い香りともちもちした食感でカレーに合うオリジナル品種の高級米「プリンセスかおり」を育成した。既に県内の農家が試験的に生産し今秋、1・5トンを収穫。カレールウ消費量日本一という「カレー王国」の看板を背に県内外に売り込む考えだ。

プリンセスかおりは、カレーの本場・インドなどの高級香り米の改良品種「プリンセスサリー」と、コシヒカリ系で粘りが強い岐阜県産品種「いのちの壱」を交配させた。甘い香りと、日本人好みのもちもちした食感というそれぞれの長所を受け継ぎ、カレーはもちろん、香辛料を使ったエスニック料理に合うという。

鳥取県の県都・鳥取市は総務省家計調査で、1世帯当たり年間カレールウ消費量が都道府県庁所在地ランキングでトップ常連というカレー好きの地。この統計データを生かして農業振興につなげようと同試験場が2010年、カレーに合うオリジナル米の育成に着手。今年春から鳥取市と八頭町の生産者に頼んで試験生産し今秋、初収穫した。

プリンセスかおりを使った料理を試食する平井伸治知事(右)

19日に同市東町1丁目の県庁でお披露目会があり、プリンセスかおりを使ったカレーライスを食べた平井伸治知事は「プリンセスかおりがこれから鳥取の“かお”りになる。食欲をそそられる素晴らしい香りを感じてほしい」と太鼓判を押した。

プリンセスかおりは八頭町下坂の田中農場が3合(450グラム)540円で扱っているほか、鳥取市産品の通販サイト「とっとり市」でも販売。同市東町2丁目の県立博物館内のカフェ・ダール・ミュゼでは「薬膳牛すじカレー」に使っている。県は今後、首都圏の百貨店での販売やPRイベント開催などで売り込みを強める方針だ。

(2017年12月23日付 山陰中央新報掲載)


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