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大恐竜フィギュア、ネットで制作費調達 倉吉・円形劇場博物館

クラウドファンディングで制作費を募っている恐竜フィギュアのイメージ

シンボル「市民と協力」

円形の校舎で有名な旧明倫小学校(倉吉市鍛冶町1丁目)にフィギュア博物館を開設する円形劇場(同、稲嶋正彦社長)が、子どもたちに人気の恐竜をかたどった大型フィギュアを制作するため、クラウドファンディング(CF)で市民やファンから資金を募っている。博物館のシンボルとして展示予定で、市民らの協力を得ながら制作することで「身近で愛される」施設を目指している。

制作するのは、小型肉食獣「ベロキラプトル」をモデルにしたフィギュアで、サイズは高さ2~3メートル。制作は老舗フィギュアメーカー、海洋堂に依頼した。山陰合同銀行の仲介で、インターネットで不特定多数から小口の寄付を募るCFの運営会社のサービスを利用し、制作費の一部を調達することにした。

円形校舎を使って、4月にオープンするフィギュア博物館の完成予想図

寄付の金額に応じ、博物館の入場券やフィギュアなどを送る特典を付け、昨年12月下旬に受け付けを始めたところ、約3週間で約100人から目標の100万円を超える寄付が集まった。倉吉市民のほか、趣旨に賛同した全国のフィギュアやアニメの愛好家、都会地に住む地元出身者や明倫小の卒業生からの寄付もあるという。募集期間は2月26日までで、さらなる寄付の上積みが見込まれる。

1955年建設の円形校舎は老朽化により、一度は解体方針が示されたが、保存を求める市民運動により、地元有志らでつくる円形劇場が無償譲渡を受け、博物館として再生することになった。こうした経緯から、CFには資金調達だけでなく、市民参加で博物館の開設を目指すとの意図も込められ、稲嶋社長は「支援の輪を多くの人に広げ、みんなに身近で愛される博物館にしたい」と話した。

博物館は「円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム」の名称で、4月にオープン予定。3階建ての円形校舎を改築し、倉吉市に工場を構える大手フィギュア制作会社のグッドスマイルカンパニーや海洋堂などのフィギュアを数千点展示する。

(2018年1月15日付 山陰中央新報掲載)

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