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米子を「電子顕微鏡のまち」に 開発・発展に功績の2学者たたえ 鳥取大医学部卒業生ら有志

電子顕微鏡で見た虫などの画像を手に会見する稲賀すみれ講師=米子市加茂町1丁目、市役所

市と連携 情報発信

鳥取大医学部の卒業生ら有志が、電子顕微鏡の開発、発展に欠かせない業績を残した同学部の田中敬一名誉教授(91)=米子市上後藤2丁目=ら学者2人の生まれた米子市を「電子顕微鏡のまち」として情報発信する。市と連携して市児童文化センター(米子市西町)に田中名誉教授愛用の電子顕微鏡を置いたコーナーを4月に設け、関連イベントも開く考え。2人の功績をたたえるとともに、子どもたちが科学に親しめる環境作りを進める。

電子顕微鏡の発展に貢献した田中敬一名誉教授。後方が寄贈される電子顕微鏡(「電子顕微鏡のまち・米子市」推進協力会提供)

田中名誉教授は1985年に世界で初めてエイズウイルスの写真撮影に成功するなど解剖学者の立場から電子顕微鏡の活用、開発に関わってきた。また、同市出身で大阪大工学部の菅田栄治名誉教授(1908~88年)は40年、国産第1号の電子顕微鏡の組み立てに成功した。

2人の偉業を伝えようと鳥取大医学部の稲賀すみれ講師(解剖学)ら約80人が昨年12月、活動母体の「電子顕微鏡のまち・米子市」推進協力会を設立した。

計画では、田中名誉教授が改良を重ねて愛用してきた2千万~3千万円相当の電子顕微鏡と、会が約500万円で購入する最新型の電子顕微鏡を3月末ごろ市に寄贈。倍率6万倍の最新型を使った観察や自由研究などができるように市が同センターにコーナーを設け、2人の業績を紹介するパネル展示なども行う。会は、さまざまな物を見てみる公開観察会や、観察結果を集めた展示会開催も検討する。

15日に同市加茂町1丁目の市役所で会見した会の坂口千加広発起人代表は「米子が全国でも類のない電子顕微鏡のまちとして発展するように取り組みたい」と話した。田中名誉教授は「子どもたちが科学に興味を持ち、将来、そういう分野で働いてくれたらうれしい」と期待した。

趣旨に賛同する人は誰でも会員になれる。問い合わせは稲賀講師、電話090(7991)0280。

(2018年1月16日付 山陰中央新報掲載)


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