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弓ヶ浜絣の機織り(鳥取県)

ジビエ全国調査 鳥取県シカ利用量17年度2位

高い処理技術、販路拡大

農林水産省が2017年度に初めて実施した「野生鳥獣資源利用実態調査」で、鳥取県のシカの年間利用量が全国2位になった。処理技術の向上で質の高い食肉が提供できる上、飲食店などが入る協議会を含めた販路拡大が奏功した。イノシシなどを合わせた野生鳥獣全体でも全国3位に入っており、ブランド化の推進に弾みがつきそうだ。

調査は、シカやイノシシなどの鳥獣被害防止に向けたジビエ(野生鳥獣肉)の普及に取り組む基礎資料とする目的で実施した。野生鳥獣の食肉処理を行う全国563施設を対象に、16年度の処理頭数や利用量を調べた。

利用量は、食肉処理施設が販売した食肉の数量で、鳥取は全体で北海道(503トン)、兵庫(117トン)に続く63トンだった。

このうち、県東部が一大生息地となっているシカは北海道(400トン)に次ぐ47トン。処理施設「わかさ29工房」(若桜町)で解体し、提供する肉質の良さが評判で、東部の猟師や飲食店関係者らでつくる「いなばのジビエ推進協議会」と連携し販路を拡大。関東と関西のレストラン約100社が取り扱う。

イノシシは12トンで全国8位。生息地が県中西部のため、今月中旬に東部と同様の推進協議会を立ち上げており、販路拡大を図る。

年間利用量が都道府県ごとに明らかになったのは初めてで、県食のみやこ推進課の塗師木太一課長は「ジビエ活用の先進県として販路拡大やブランド化につなげたい」と話した。

島根県は全体が15トンの19位で、イノシシが10トンの10位、シカは0トンだった。

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