たたら製鉄(島根県)
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石州和紙(島根県)
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不昧公二〇〇年祭 4月1日開幕 松江の街不昧一色に

不昧公200年祭のPR法被を着て、ポスターやペナントなどを紹介する松浦正敬市長=松江市千鳥町、ホテル一畑

茶の湯文化を広げた松江松平藩7代藩主・松平治郷(はるさと)(号・不昧(ふまい)、1751~1818年)の没後200年にちなんだ「不昧公200年祭」が4月、松江市内で本格的に開幕する。船内で乗客が茶をたてられる「茶の湯堀川遊覧船」が1日に就航。記念和菓子「不昧菓」や創作料理、お手軽茶道具セットの販売も始まる。各所で茶を親しむ機会が増え、松江の街が不昧一色となりそうだ。

ともに茶の湯堀川遊覧船のイメージ

4月に始まる企画のうち、茶の湯船は特別仕様の2隻を1日6便(1周50分)運航する。追加料金500円で、抹茶をたてて和菓子を楽しめる。

市内飲食店は共通デザインの暖簾(のれん)などを掲げ、「食後の抹茶」を提供。「茶の湯の日」に制定した不昧の命日の4月24日には、給食は抹茶を使ったメニューとし、小売店は茶葉や茶道具、和菓子の特売を行う。

市内の販売店と窯元が制作した茶道具セット「ラテ茶碗」

お手軽茶道具セットは自宅で茶を楽しんでもらおうと、地元窯元が制作し、1万円以下で販売。このうち、20~30代の女性層を意識したカラフルな「ラテ茶碗(わん)」は、抹茶などに牛乳を混ぜるラテ専用の茶わんと茶せんを商品化した。

27日からは松江城周辺で特別茶席「松江春茶会」が開かれ、松江歴史館で関連講座を実施。工芸分野では不昧をしのぶ陶器、漆器、木工品の記念作品の制作販売が始まる。

国宝「玳被盞 梅花天目」(相国寺蔵)

また、いずれも国宝の「玳被盞(たいひさん) 梅花天目」(相国寺蔵)、「片輪車螺鈿(らでん)手箱」(東京国立博物館蔵)などが、特別展「大名茶人 松平不昧」で展示されることも決まった。特別展は東京都中央区の三井記念美術館で4月21日から、松江市袖師町の島根県立美術館で9月21日から開く。

12日に松江市内で不昧公200年祭記念事業推進委員会(49人)があり、会長の松浦正敬市長は「いよいよ幕開けまで3週間を切った」と強調。出席者は今後、不昧像の建立に向けた議論を小委員会で進めることも確認した。

(2018年3月13日付 山陰中央新報掲載)

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