津軽塗(青森県)
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ブナコ・スピーカー(青森県)
ブナコ・スピーカー(青森県)
二唐刃物鍛造所(青森県)
二唐刃物鍛造所(青森県)
津軽塗眼鏡(青森県)
津軽塗眼鏡(青森県)

津軽塗・松山さん(弘前)に最高賞/漆の美展

松山さんの受賞作品「紋紗塗の箱(夕映え)」

青森県弘前市の津軽塗職人・松山継道さん(60)が、日本漆工協会(東京)主催の展覧会「日本文化を担う・漆の美展」で、最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。松山さんは「いろいろ出展してきたが、トップの賞は初めて。これからも創作活動を続けて、腕を磨いていきたい」と喜んでいる。

同展は今年で25回目。2月18日から23日まで、東京都の明治神宮社務所内講堂で開かれた。伝統工芸だけでなく現代アートやクラフトなど漆工・漆芸に関する幅広い分野の作品約90点が出展。千人以上が来場したという。3月15日に同神宮で表彰式が行われた。

松山さんの受賞作品は「紋紗塗(もんしゃぬり)の箱(夕映え)」。津軽塗の代表的な技法の一つ紋紗塗を基調に螺鈿(らでん)の装飾とともに、唐塗で赤い三角形の柄を施し、夕日に照らされて輝く波をイメージした。制作には半年ほどかかった。

松山さんは同展に昨年から応募。昨年は第3席に相当する林野庁長官賞を受賞したという。

長い津軽塗の歴史の中で、紋紗塗の技法は一時途絶えていたが、50年ほど前に松山さんの父・故末久さんが復活させたという。紋紗塗について「デザインによって表情が変わるのが魅力」と松山さん。「紋紗塗の作品を出展して、ようやく評価されるようになった」と手応えを感じている。

(2018年3月27日付朝刊 東奥日報掲載)

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