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陸上養殖「とっとり琴浦グランサーモン」 売り出そう新ブランド メニュー開発、試食会

韓国風に仕上げた「サーモンユッケ丼」

開発した料理を試食する平井伸治知事(右)

琴浦町の赤碕港で進む銀ザケの陸上養殖が5月、成魚の初出荷を迎える。コンピューターで水槽内の温度や水質、給餌の量やタイミングを管理する国内初の「陸上循環ろ過養殖システム」を採用。「とっとり琴浦グランサーモン」のブランド名で通年出荷を目指す。町は年中新鮮なサケが食べられる町として売り出そうと町内の飲食店に呼び掛けて新メニューを開発。22日に発表会があり、関係者が試作品に舌鼓を打った。

養殖事業に取り組むのはサケ・マス養殖、加工販売の林養魚場(福島県西郷村、林総一郎社長)。東日本大震災での被災に伴い、生産拠点を分散化するのが目的。養殖に使う地下水が豊富で、出荷のための港湾施設も整った赤碕港に白羽の矢を立てた。

赤碕港内の県有地約7千平方メートルに、ふ化棟(734平方メートル)、育成棟(1727平方メートル)などを整備。同社が特許を持つ同システムを導入した。現地法人の鳥取林養魚場(萩原岳人社長)によると、境港市の美保湾で境港サーモンを養殖する弓ケ浜水産に年間で幼魚255トンを供給。1年半育成した成魚は345トンを県内外に出荷する。

町は観光客誘致の呼び水にしようとブランド化推進事業を立ち上げ、1月から町内10業者による新メニュー開発を開始。林養魚場の他施設から取り寄せたサーモンと地元食材を組み合わせ、18品目を完成させた。

試食会では、サーモンユッケ丼や酒粕(かす)みそ漬け、町内に工場のある大山白バラ牛乳を使ったクリームコロッケなど9品を披露。うち5品を集まった関係者が試食した。

小松弘明町長は「サーモンのネットショッピングにも取り組みたい」と販路開拓に意欲を見せる。試食した平井伸治県知事は「鳥取のいいものを、ぜひ県外から食べに来てほしい」と期待を寄せた。

(2018年3月24日付 山陰中央新報掲載)


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