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日南産木材で土壌改良材 強靱化大賞で最高賞 県外の2社共同開発

 有効利用進展に期待

日南町産の木材チップを原料に新たな土壌改良材「DWファイバー」を開発した大手住宅用建材メーカーなど2社が「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱(きょうじん)化大賞)2018」の企業産業部門で最高の金賞に選ばれた。林野庁の林業成長産業化地域構想を推進する同町は2社や町森林組合、地元木質建材会社オロチと連携し、木を丸ごと使い切るカスケードを実践中。関係者は「木材の有効利用に弾みがつく」と今後の展開に期待を寄せる。

 強靱化大賞は一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(会長・三浦惺(さとし)NTT会長)が2014年に創設。毎年、近未来の防災・減災に役立つ地域づくりや産業づくり、人づくりに取り組む企業団体を対象に5部門で評価・表彰する。

受賞したのは大建工業(大阪市)と国土防災技術会社(東京都)。2社は同町産の国際認証材を扱うオロチの単板積層材(LVL)製造過程で出る端材などを繊維化し、植物の成長を促す自然由来のフルボ酸を添加した土壌改良材を共同開発。同町内に製造プラントを設け、昨年5月に販売を始めた。

東日本大震災など被災地を交えた実証実験では、地滑り箇所の緑化や防風林の客土形成、のり面の吹き付けに即応効果があったほか、果樹園での応用で果実の糖度アップも期待できることが分かった。

同協議会によると、今回の強靱化大賞には全国から227件の応募があった。

大建工業国内事業企画部の福知義久部長は「受賞を機に製品の知名度を上げ、自治体が取り組む国土強靱化地域計画に寄与したい」とし、同町の増原聡町長は「防災や減災にも役立つ木材の多様性を示す意義深い受賞だ」と話した。

DWファイバーは5月16日から3日間、米子市末広町の米子コンベンションセンターである砂防学会定時総会兼研究発表会鳥取大会の企業ブースで紹介される予定。

(2018年3月31日付 山陰中央新報掲載)

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