たたら製鉄(島根県)
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石州和紙(島根県)
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あおぞら福祉会(雲南)が農福連携 ワイン用ブドウ栽培 障害者の所得向上、自立支援へ

農福連携事業を始めるあおぞら福祉会の森山幸朗理事長(左から3人目)と関係者ら

保育園や障害者グループホームなどを運営する社会福祉法人あおぞら福祉会(雲南市大東町下阿用、森山幸朗理事長)が今秋、障害者の就労や自立を支援しようと、ワイン用のブドウ栽培や茶の加工などの農福連携事業を始める。オリジナルブランドのワイン造りといった高付加価値の農業を進め、障害者の所得向上に加え、耕作放棄地の再生にもつなげたい考えだ。

同福祉会は障害者の就労支援を目指し、奥出雲葡萄園(雲南市木次町寺領)と連携事業を模索。支援に関心がある、業務用厨(ちゅう)房(ぼう)機器大手ホシザキ(本社・愛知県豊明市)の坂本精志会長が参画し、愛知県などでの障害者のワイン造りに着想を得て、事業を決めた。

このほど、雲南市内で発表した事業計画によると、障害者が雇用契約を結ばずに随時就労する「就労継続支援B型事業所」を秋に設立。同市加茂町南加茂で、奥出雲葡萄園や奈良県の茶農園と連携して展開する。

拠点となるワイン用ブドウ園30アールを造成し、19年春から市内外の障害者がブドウを栽培し、奥出雲葡萄園に提供する。一定の収穫量を確保できる態勢ができれば、オリジナルブランドのワイン造りも目指す。

農閑期には、使われていない茶畑で茶を収穫し、新設する加工施設で番茶を製造する。

18年度は、福祉会の自己負担や坂本氏らの支援で事業費5千万~1億円を充てる。工賃は時給400円を目指す。18年度は10人を雇用し、22年度は30人に増やす考えだ。森山理事長(70)は「農業で障害者が自立できる事業を連携してつくりたい」と話した。

(2018年3月29日付 山陰中央新報掲載)

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