たたら製鉄(島根県)
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石州和紙(島根県)
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安来工場に90億円投資 日立金属 特殊鋼生産設備増強 スマホ向け需要増に対応

約90億円を投じて有機ELパネルなどの生産能力増強が発表された日立金属安来工場=安来市飯島町

特殊鋼大手の日立金属(東京都港区)が5日、安来工場(安来市飯島町)に約90億円を投じ、テレビ、スマートフォン向けの有機ELパネルの需要増加に対応する特殊鋼の生産設備増強を発表した。同工場での有機ELパネル材料の生産は2021年度までに17年度の約3倍とし、全社で16年度800億円だった電子材料事業の売上高は20年度1千億円を目指している。

同社によると、今回の投資は電子材料事業では00年以来の規模。高画質で色彩の再現性に優れる有機ELパネルは、スマートフォンなどモバイル機器での採用が広がっており、パネルの薄膜形成に使う特殊鋼の材料を生産する安来工場は現在、フル生産の状況。需要はさらに拡大し、24年までに17年比7倍になると見込まれ、大型投資を決めた。

特殊鋼に圧力をかけて引き延ばす冷間圧延工程の建屋拡張のほか、生産性の高い広幅の圧延機や焼鈍炉を導入し、生産能力を増強。IoT(モノのインターネット)化の進展に伴い、センサーなどに必要な半導体需要の増加も見込まれ、拡張する建屋で半導体の組み立てに使うリードフレーム材料の生産も増やす。

増築する建屋は20年度上半期の完成予定。新たな雇用人員の増員も予定している。

(2018年4月6日付 山陰中央新報掲載)

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