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遠隔モニタリングの在宅酸素療法 医療保険適用で普及に期待 共同開発の鰤岡教授(鳥取大医学部)手応え

酸素濃縮器で脈拍などを測定し、遠隔モニタリングの仕組みを解説する鰤岡直人教授

鳥取大医学部(米子市西町)の鰤岡直人教授と医療器製造のフクダ電子(東京都)が共同開発した、遠隔モニタリングを活用した在宅酸素療法が、本年度から医療保険の適用を受けた。適用に伴う信頼性の高まりや診療報酬が入ることから、医療機関に注目されそうだ。

在宅酸素療法は主に酸素をうまく取り込めず、息切れを起こす慢性呼吸不全の患者に有効とされる。酸素濃縮器で空気中から酸素のみを取り出し、患者は鼻につないだチューブから高濃度の酸素を取り込む。

鰤岡教授らが共同開発したのは、患者が自宅で使う酸素濃縮器と、その計測値を随時、ネット上のサーバーへ送りデータを蓄積する仕組み。従来は患者の自己申告に頼っていた使用状況を医師が容易に把握でき、問題があれば速やかに指導できる。患者にも通院回数を減らせる利点がある。

保険適用されたのは、鰤岡教授とフクダ電子が共同開発した酸素濃縮器「クリーンサンソFH-100」で、取り込む酸素量を示す酸素飽和度、脈拍数の測定機能に加え、患者の使用状況のデータを約6カ月分、記録できる。

適用されるのは長期の喫煙で肺が炎症を起こす慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者で、慢性呼吸不全患者のうち約45%を占める。

もともと鰤岡教授らは独自の酸素濃縮器を使って、遠隔モニタリングで医師が状況を把握する仕組みを3年前に完成させたが、知名度不足や保険適用外による患者の金銭的な負担などから、使用者は国内で約300人にとどまっていた。

同教授は「正式な療法として認められたと思う。広く使用してもらい、改良も重ねたい」と話し、今後の普及に期待を寄せた。

(2018年4月12日付 山陰中央新報掲載)


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