たたら製鉄(島根県)
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石州和紙(島根県)
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「島根ものづくり」実力知って! 松江で9月 初の大規模展示会 協同組合島根県鐵工会

9月に初めて開く「島根ものづくりフェア」のプログラムを広げる島根県鐵工会の職員

製造現場で人手不足が深刻化する中、協同組合島根県鐵工会(松江市西津田1丁目)が今秋、松江市内で初めて大規模展示会「島根ものづくりフェア」を開く。地元企業と国内大手など100社以上が参加。販路拡大や技術連携を目指す業界関係者のほか、ものづくりの面白さや地元企業の技術を伝えようと、次代を担う学生や子どもたちにも参加を呼び掛ける。

同フェアは9月5、6の両日、くにびきメッセ(松江市学園南1丁目)であり、鐵工会加盟の鉄工、機械など約60社が自社製品を展示するほか、板金、鋳造などを実演。同会と取引がある大手製造業50社も最先端ロボットなどを展示する。たたら製鉄など県内製造業の歴史を紹介する展示や日産自動車でスポーツカーの開発責任者を務めた水野和敏氏の講演もある。

県内製造業は全国有数の鋳物生産量があり、2017年は都道府県別で全国3位。15年には特殊鋼関連企業が共同受注体「SUSANOO」を設立し、航空機産業に参入するなど全国に通じる高度な技術を持つ企業が少なくないが、学生は知名度の高い県外の大手や誘致企業を選ぶ傾向があり人手不足が顕在化している。

フェア開催に金属加工の協栄金属工業(雲南市掛合町掛合)の小山久紀社長は「地元企業を知らないまま県外就職を決める学生が多い。地元製造業が一堂に会することで良さが伝わる」と期待を寄せる。

鐵工会は学生や子どもたちを含め約6千人の来場を想定しており、児玉泰州理事長は「県内製造業が未来に向かって展望を開く機会としたい」と力を込める。

(2018年5月22日付 山陰中央新報掲載)

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