大館曲げわっぱ(秋田県)
大館曲げわっぱ(秋田県)
樺細工(秋田県)
樺細工(秋田県)
樺細工/制作風景(秋田県)
樺細工/制作風景(秋田県)
川連漆器/制作風景(秋田県)
川連漆器/制作風景(秋田県)
川連漆器(秋田県)
川連漆器(秋田県)

辛みそガッコ、売れ行き好調 潟上市のしょうゆ店とそば店、農家が開発

青トウガラシ、商品の瓶詰、辛みそガッコ入りおにぎりをそれぞれ手にする(左から)安田代表、三浦さん、菊地さん

秋田県潟上市天王のみそしょうゆ製造業者と農家、そば店の3者が共同開発した「辛みそガッコ」の売れ行きが好調だ。地元産トウガラシをベースにした辛みそで、2015年に商品化し、市内で限定販売していたが、口コミで評判が広がり、今年から市外へも販路を拡大した。今後は生産量を現在の3倍に増やし、受注増に対応する計画だ。

開発に取り組んだのは、三浦醤油店、そば屋八兵衛、安田農園の3者。人口減や食生活の多様化でみそしょうゆの需要が減少傾向にある中、三浦醤油店の三浦将人さん(41)が地元産の野菜を使った新商品の開発を提案し、安田農園にトウガラシの栽培を、八兵衛に味に関するアドバイスをそれぞれ依頼した。

「辛みそガッコ」は、刻んで炒めたトウガラシをみそで練り上げ、ダイコンとキュウリのみそ漬けを混ぜ合わせて仕上げた。加工製造は三浦醤油店が担当した。

八兵衛のおかみを務める菊地逸子さん(68)は「トウガラシの辛味と、みそ漬けの甘みを調和させ、若者でも年配でも楽しめる商品を目指した。ご飯のおかずから酒のさかなまで、さまざまに使える」と話す。

瓶詰(80グラム入り)のみの販売で、三浦醤油店と八兵衛で取り扱ったところ、売り上げが徐々に伸び、昨年度の月平均の販売個数は初年度比約2倍の約130個に上った。

2015年の発売以来、売り上げが伸びている「辛みそガッコ」

今年4月からは秋田市の「メルカートわかば山王店」、JR秋田駅ビル内の「あきたくらす」、東京・品川にある県のアンテナショップ「あきた美彩館」でも販売を開始した。三浦さんは「潟上市の名物として全国に販路を広げたい」と力を込める。

3者は今後も共同で商品開発に取り組む考え。安田農園の安田淳一代表(35)は「農業の6次産業化に取り組みたくても、加工施設を持たない農家にはハードルが高い。地元企業と連携しそれぞれの強みを生かすことで、付加価値の高い商品をつくることができる」と期待する。

3者をつないだ潟上市商工会は「小規模事業者が連携し商品開発する例は市内でほとんどなかった。今後こうした動きが広まるきっかけになればいい」と話した。

(2017年9月20日 秋田魁新報掲載)


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