大館曲げわっぱ(秋田県)
大館曲げわっぱ(秋田県)
樺細工(秋田県)
樺細工(秋田県)
樺細工/制作風景(秋田県)
樺細工/制作風景(秋田県)
川連漆器/制作風景(秋田県)
川連漆器/制作風景(秋田県)
川連漆器(秋田県)
川連漆器(秋田県)

秋田の四季、精密に模型化 祭りや郷土料理を再現

木の葉や雪、小物に至るまで精密に作り込まれている模型

秋田市川尻の小物作家・渡部顕さん(53)が制作し、同市のふるさと納税の返礼品に採用された作品「秋田の四季」が、「まとい」などのミニチュア模型と共に同市山王の北都銀行山王支店に展示されている。市内の土産品取扱業者と共同で商品化したもので、渡部さんは「県内の豊かな四季を感じてほしい」と話している。展示は31日まで。

元救急救命士の渡部さんは趣味のプラモデル作りが高じて、10年ほど前から江戸時代の火消しが用いた「まとい」の模型制作を始めた。2015年に秋田市消防本部を退職してからは、東京の玩具店のアドバイスを受けて本格化。翌年からインターネットで販売するようになり、和風家屋も手掛けるようになった。

材料は厚紙と木で、木工用接着剤で組み立てる。カッターを巧みに使って形を整えている。家屋模型では、庭木や盆栽、屋内の置物も忠実に再現するなど、小物にもこだわっている。

北都銀行山王支店に展示されている模型を眺める渡部さん(上)と中村代表

「秋田の四季」は、土産品開発や販促を手掛けるルイーダリレーション(同市川尻、中村新代表)の依頼を受けて制作した。模型の精巧な作りに感銘を受けた中村代表(37)が昨年3月、秋田の自然や文化を模型で再現して土産物にしようと渡部さんに提案、昨年5月に商品化した。

春夏秋冬の4種類あり、いずれも高さ約15センチ、幅約20センチ、奥行き約14センチ。仙北市角館の武家屋敷やシダレザクラ、秋田市の竿燈まつり、横手市のかまくら行事など県内の観光名所や行事、きりたんぽといった郷土料理を再現し、季節ごとに透明なアクリルケースに収めた。

渡部さんは「藤田嗣治の大壁画『秋田の行事』の立体版をイメージして作った」、中村代表は「秋田の魅力が伝わる商品。県内外に売り出したい」と話している。

北都銀行山王支店では「秋田の四季」など約35点を展示。入場無料。午前9時~午後3時(土日祝日は休み)。

「秋田の四季」の販売価格は春夏秋冬別にそれぞれ2万5920円(税込み)、四季を一つにまとめたものは10万8千円(同)。注文を受けてから制作に取り掛かり、完成まで約3週間かかる。

問い合わせはルイーダリレーションTEL018・874・7082

(2018年1月12日 秋田魁新報掲載)


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