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独自技術のステンレス黒染め、ぐい飲みでPR

金属表面加工のテーエム(三条市)は、初のオリジナル商品となるステンレス製ぐい飲みを発売した。受注加工にとどまらず、自社企画商品を通じて得意とするステンレス製品の黒染め技術をPRし、業容拡大を目指す。

黒染めは金属の表面を薬品を使って酸化させ、さびの発生を防ぐ技術で、鉄製品では一般的に使われる。酸化しにくいステンレスへの加工は難しいが、同社は2012年、薬品の濃度や温度、処理時間を工夫するなどして技術を確立した。

商品が漆黒となり高級感が出るため、燕三条地域からを中心に、工具や洋食器での加工依頼が寄せられている。同社はステンレスの黒染め技術を「玄(げん)」と名付けてブランド展開してきた。

ただ、17年3月期の売上高5500万円のうち、「玄」の受注は1割程度。海外の展示会でも珍しい技術だとして関心は高いものの、受注にはつながらなかった。このため、同社は黒染めで付加価値を高めたステンレス製の商品を開発、販売し、技術の魅力を国内外に伝えることにした。

第1弾のぐい飲みは、燕市の企業が製造したステンレス製の器の外側を黒染め加工し、内側を研磨して鏡面状に仕上げた。日本酒の色が楽しめるほか、飲み口は約1ミリと金属ならではの薄さで口当たりも良い。税込み6950円で贈答用などの需要を見込む。初年度の販売目標は200個。

(平成29年9月27日付 新潟日報朝刊掲載)


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