天童木工(山形県天童市)
天童木工(山形県天童市)
オリエンタルカーペット(山形県山辺町)
オリエンタルカーペット(山形県山辺町)
三陽製作所(山形県南陽市)
三陽製作所(山形県南陽市)

日食をリアルに再現 オリエンタルカーペット、佐藤可士和さんとコラボ

佐藤可士和さんがデザインしたオリエンタルカーペットの新作「TAIYO(タイヨウ)」=山辺町

じゅうたんメーカーのオリエンタルカーペット(山辺町、渡辺博明社長)は、皆既日食を題材にした新作「TAIYO(タイヨウ)」を発表した。ユニクロのロゴ制作などで知られるクリエーティブディレクター・佐藤可士和さんがデザインを手掛け、ぼかしの技術などを生かして太陽の様子をリアルに再現している。

オリエンタルカーペットが発表した製品は、個人向けブランド「山形緞通(だんつう)」の新作で、佐藤可士和さんとは初のコラボレーションとなる。「自然を取り込む」ことを基本にデザイン案を練り上げ、「宇宙の神秘、無限のパワーを感じる皆既日食」を表現した。

完成まで約1年を要した。デザインを担当したクリエーティブディレクター佐藤さんは山辺町の同社工場を訪れ、ものづくりの現場を見た上でアイデアを膨らませた。技術的には太陽の表現に苦労したといい、円の輪郭がシャープに浮き上がるよう、色の濃淡の調整で試行錯誤を繰り返した。周囲の光はぼかしの技術で仕上げ、太陽の輝きを際立たせている。

黒、紺、赤をベースにした3色があり、サイズは縦2メートル、横1.4メートルの長方形と、縦横2メートルの正方形の2種類を用意した。価格は長方形が45万3600円、正方形が64万8千円。10月19日に大沼山形本店(山形市)などで先行販売し、東京ビッグサイト(東京)で開かれるインテリア国際見本市「インテリアライフスタイルリビング」(11月20~22日)に合わせ本格的に売り出す。

今回の製品は有名デザイナーと連携した「デザイナーライン」のシリーズ。これまで、世界的な工業デザイナー・奥山清行さん(山形市出身)、日本を代表する建築家・隈研吾さんとコラボレーションしており、佐藤さんは3人目となる。

同社は台湾の商談会、ドイツやシンガポールの展示会に相次いで出展するなど、昨年から山形緞通の海外展開にも力を入れている。渡辺社長は「海外でデザイナーラインの関心は高い。世界で活躍するデザイナーの力を借りながらメード・イン・ジャパンのものづくりを発信していきたい」と話している。

同社は今年、「山新3P賞」の繁栄賞を受けた。
(2017年9月27日付朝刊 山形新聞掲載)


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