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十和田信仰を観光資源に、現地巡り学習会

休屋で菅江真澄の紀行文の解説などをする齊藤さん(中央)

かつては山岳霊場、霊山十和田、また修行の一大道場として信仰の世界が広がっていた十和田湖。その「十和田信仰」の歴史を追体験し、観光資源としてどう活用するかを考える現地学習会とワークショップが13日、青森県十和田市の十和田湖畔休屋などで行われた。約20人の参加者は、旧参詣道などを巡って歴史に触れ、その活用策について議論を交わした。
学習会などは、十和田市地域おこし協力隊と十和田湖自然ガイドクラブが主催。午前の学習会は、五つある旧参詣道のうち、現在、車で唯一たどることができる秋田県側の藤原道を巡り、霊山十和田の三重結界の第一の結界、七滝(秋田県小坂町)をスタートした。
講師の弘前大学名誉教授の齊藤利男さんは、江戸時代後期の旅行家・菅江真澄が十和田湖を訪れた際に記した紀行文とその挿絵を解説した。さらに鉛山峠や生出、休屋の杉並木の参道、十和田神社を回り、観光に生かせそうなポイントなどを指摘した。
午後のワークショップは2班に分かれ実施した。参加者からは「いい所はたくさんあるが、ガイドが必要だ」などの課題の指摘や、「菅江真澄が歩いた道を実際に案内できるようにしたい」といった意見が出された。
同クラブの中川一樹会長は「歴史は面白い。もっと議論を重ねて、自然と歴史を見に来る人を増やしたい」と話し、齊藤さんは「人の目に触れるところに菅江真澄の挿絵を張ってもらい、関心を持ってもらおう」と語った。

(2017年6月14日付朝刊 東奥日報掲載)


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