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香港?フランス?八戸でした/観光動画、異国の雰囲気

88異国プロジェクト動画「香港編」の一場面。飲食店が立ち並ぶ八戸の横丁で撮影した

香港?フランス? いえ、実は…。青森県八戸市の八戸ポータルミュージアムはっちが、今年の市制施行88周年に合わせ観光客向けムービーのティーザー(予告)動画をネット配信している。ちょっと異国的な匂いがする同市の魅力を発信する「88(やや)異国プロジェクト」の第1弾で、日本とは思えない雰囲気の映像が話題となり、人気がじわじわと広がっている。
動画は3本で、香港編は飲食店が並ぶ横丁、フランス編は種差海岸、アメリカ編は工場地帯でロケ。いずれも約1分と短いが、雰囲気満点のシナリオと映像は外国ロケと言っても信じそうな仕上がり。ラストは「○○(国、地域の名前)? NO! This is HACHINOHE」の字幕で締めくくる。
「謎っぽい雰囲気を強調し、市外の人の関心を引きつけるため、あえて変わった切り口で取り組んだ」とはっちの柳沢拓哉主任コーディネーター。志村彰子主事は「見た人に八戸ってどんな所? と思ってほしかった」。安原清友館長も「『なんだこの動画?』と八戸に興味を持ってくれれば成功」と狙いを明かす。
制作したのは八戸市出身のクリエーティブ・プランナー関橋英作さん、八戸を舞台にしたCMを制作した映像監督の今村直樹さんと、東北芸術工科大学(山形市)の学生たち。映像と地域振興を学ぶ学生たちは、指導者の関橋、今村両氏の勧めで八戸市を訪れた際、「人々が開放的」「外国のような開かれた雰囲気がある」との印象を持ったという。これを機に、2016年に動画制作の企画が学内で動き始めた。
関橋さんから話を聞いた柳沢さんらはっちスタッフが学生の取り組みに注目し、市制施行88周年記念行事に組み入れる形でプロジェクトが本格始動。スタッフは市内のロケ地や出演者探し・交渉などを支援し、動画は今年3月に完成した。配信は88回目の市制施行記念日の5月1日からで、これまでの視聴数は3本とも約千回に。最近は観光関係団体が動画にリンクを張るなど注目が集まっている。
とはいえ、3本はあくまで予告編で、本編は今夏、撮影が始まる予定。近く関橋、今村両氏と学生たち、はっちスタッフが、企画会議を行う。長さは10分程度で、予告編と直接つながるストーリーでないというが、「『88異国』の世界観を共有する作品にする」と安原館長らはやる気満々。「市民の八戸市への愛を表した作品として、予告編とともに市外に広く発信したい」

(2017年6月16日付朝刊 東奥日報掲載)


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