在りし日の姿を克明に 竹田城見取図 27年ぶり復刻 戦国時代の絵図模写 天守閣や眺望台、細かく描く

竹田城の雄姿を伝える復刻版見取図=法雲寺

竹田城の雄姿を伝える復刻版見取図=法雲寺

国史跡・竹田城跡(朝来市)の在りし日の姿を伝える「竹田虎臥(とらふす)城見取図」が27年ぶりに復刻された。戦国時代の弘治2(1556)年に描かれた絵図の模写が原版で、今では失われた天守閣の威容も分かる貴重な史料という。

但馬・村岡藩主の山名家ゆかりの人らでつくる歴史親睦団体「全國山名氏一族会(山名会)」が、13日に京都市内で開く総会の記念品として制作。事務局は香美町村岡区村岡の法雲寺で、復刻には住職の吉川廣隆(こうりゅう)さん(54)が携わった。
竹田城跡には今では石垣しか残っておらず、往時の姿が分かる史料はほとんどないという。見取図は縦51センチ、横77センチ。小ぶりな天守閣のほか、堂々たる構えの北千畳や南千畳、眺望台などの建物が細かく描かれており、城が栄えていたころの雰囲気までも伝わってくるようだ。
原版は約50年前、朝来市の画家で歴史研究家の故中山東華さんが古い絵図を模写したらしい。個人で保管していたが、1989年に山名、赤松両家の子孫が供養塔を建立した際、200枚だけ印刷して関係者に配られたという。
今回の復刻は、竹田城跡のとどまらぬ人気を受けて山名会が企画。幸い印刷会社に見本が残っており、関係者以外にも提供できるよう400枚印刷した。
「竹田城跡や但馬の歴史に興味がある人にはきっと喜んでもらえると思う」と吉川さん。希望者は協力金千円と、郵送の場合はさらに400円が必要。法雲寺TEL0796・98・1151

(2016年11月11日付 神戸新聞掲載)


兵庫・但馬スタイル JR城崎温泉駅リニューアル完了 観光拠点 沿線に活気を 外国語対応の案内板も 店舗も充実 兵庫・但馬スタイル 新温泉へ移住・定住体験 3月4、5日に初のツアー 焼き肉食べながら交流も