淀江の和傘作り(鳥取県)
石州和紙(島根県)
津軽塗(青森県)
井波木彫刻の作品展高岡銅器の鋳物製造(富山県)
井波木彫刻の作品展(富山県)
若狭塗箸(福井県)
豊岡鞄(兵庫県)
天童木工(山形県天童市)
天童木工(山形県)
大館曲げわっぱ(秋田県)
大館曲げわっぱ(秋田県)
新潟県
鎚起銅器(新潟県)
加賀毛針(石川県)
加賀毛針(石川県)
丹後ちりめん
丹後ちりめん(京都府)

豊かさ求めて 移住が開く地域の未来6 鳥取県大山町 子育て考え一念発起 水中写真家農業にも挑戦

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国立公園・大山(1729メートル)の裾野に開けた鳥取県大山町は保水力に秀でた「大山黒(くろ)ぼく」の大地に恵まれ、水稲や果樹栽培が盛んだ。
パプアニューギニア政府公認のダイビング親善大使で、水中写真家の鎌田多津丸さんは2013年2月、東京から一家3人で移り住んできた。200アールのほ場で白ネギと水稲を栽培。独自農法で育てた高級ブランド米は、東京・銀座の専門店で飛ぶように売れている。
生粋の江戸っ子。高校時代にプロのバイクレーサーを目指し、武者修行に出掛けた豪州でダイビングにはまった。09年に個展「太古の躍動が伝わる国(パプアニューギニア)」を開き、水中写真家デビューを果たした。
その2年後の11年3月、東京電力福島第1原発事故が発生。放射線被ばくや東京での暮らしに不安を抱いた。
「伴侶に恵まれ、長男が生まれる時期とも重なってね。子育て環境を考えたとき、奥さんの実家で農業にも挑んでみようか思った」
妻・真希さん(36)の実家は大山町で農場を経営。後継者がおらず困っていた義父は「渡りに船」と、土いじりもままならない娘婿を受け入れた。
鳥取県内の農業大学校で農業のいろはを習得。義父の厳しい指導で四季の移り変わりや天候の変化を読み、一本立ちのめどは付いた。とはいえ根っからの都会育ちに農作業はつらい。「農作物は正直。手抜きすると、そっぽを向く」と笑う。
「好奇心の塊」と自認するように、地域活動にも傾注する。地元ケーブルテレビやラジオ局でレギュラー番組を持ち、農村生活の魅力や環境問題を発信。合間には近場の弓浜半島や島根半島に出向き、ダイビングスポット情報を流す。
「まさに住めば都で、当地は海にせよ山にせよ魅力満載の宝庫。僕の夢は、山陰地方をメジャーにすること」。海と土に生きる万年青年の目が、キラキラと輝く。
(山陰中央新報社・山根行雄)

【メモ】「子育て王国とっとり」を掲げる鳥取県。県内19市町村は、UIターン者に加え、祖父母らとの縁をよりどころに暮らす「孫ターン」者を対象にした教育費支援(日野町)、第1子から給食費を含む町立保育園の保育料無料化(江府町)など、さまざまな移住支援策を展開。とっとり移住定住ポータルサイトで情報発信している。


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