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豊かさ求めて 移住が開く地域の未来8 作家・楡周平さんインタビュー 日本再生地方が主役 B級グルメ世界に発信を

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作家の楡(にれ)周平さんは人口の東京一極集中を懸念し、地方への分散が必要だと訴える。小説「プラチナタウン」「和僑(わきょう)」は、過疎と高齢化に直面する東北の架空の町を舞台とした地方再生の物語だ。地方の人口減少に歯止めを掛け、活力を取り戻すために何が求められるのかを聞いた。
-なぜ東京一極集中の解消が必要だと。
「都市への人口集中は自然に人口減につながるからです。職を求めて地方から都市部に若い世代が流入しているが、大都市ほど子育てに向かない場所はない。居住費や教育費の負担が重い。結婚して子どもができたとしても2人目を持つのは難しい」
「雇用環境は様変わりしている。産業構造の変化や技術の進歩が速く、いまある仕事が10年先、20年先にはない可能性がある。大きな会社に入ったから一生安泰という時代ではない。結婚して子を持ち、家を持つことがリスクのようになり、出生率の改善は考えられない。日本を再生する唯一の方法が地方の活性化なのです」
-「和僑」では地方の活性化策として、農畜産業の可能性に光を当てています。
「人を増やすには新産業が要る。食への需要は人間がいる限り、なくならない。安定した産業基盤が生まれ、生活のめどが立てば、いい大学を出ていい会社に入ってという既存の考え方が根底から覆るはずです。それなくして地方の活性化、人口の回復はあり得ない」
-具体的なアイデアを教えてください。
「1次産業の6次産業化です。いま食品の海外輸出というと生鮮品にこだわって高いものしか出さない。おそろしく高いイチゴやステーキが売れた、と喜んでいるレベル。それでは知恵がない。加工食品なら輸送コストはもっと低く済む。日本の冷凍技術は進歩している。あるコンビニではメンチや唐揚げが驚くほどうまい」
「可能性があるのはB級グルメ。工夫や進化がすごい。ニューヨークでは九州の豚骨ラーメンが人気だ。国内でグランプリをやるのもいいが、海外で注目されていることに目を向け、華僑ならぬ『和僑』として商社の目線でアピールすべきだ」
-「和僑」も「プラチナタウン」も、同じ町長が主人公です。地方再生へ、これからの首長にはどんな資質が求められますか。
「ビジョンを描く力と、そこに到達するためのマネジメント能力だ。今後日本が直面するのは経験したことのない問題ばかり。理想を描くために知恵を絞らなければならない」
(新潟日報社・小林啓之、神戸新聞社・加藤正文)

=おわり=

<にれ・しゅうへい> 1957年岩手県生まれ。慶応大大学院修了。米国系企業に勤務中の96年作家に。「プラチナタウン」「和僑」は祥伝社刊。他の著書に「介護退職」など。


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