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刀と技術 熱く鍛える/たたら製鉄ゆかりの奥出雲/研修会に全国から10人

日本刀作りに励む刀工らが、たたら製鉄ゆかりの地で技を磨く作刀技術実地研修会が1日、島根県奥出雲町大呂の日刀保たたら日本刀鍛錬道場で始まった。全国から集まった10人が、刀の原型を作る技術向上を目指し、4日までの4日間、指導者から学ぶ。

研修で玉鋼をたたく参加者=島根県奥出雲町大呂、日刀保たた

日本美術刀剣保存協会(東京都渋谷区)が毎年開催。作刀工程を、玉鋼をたたいて平らにする鍛錬▽刀の原型を作る素延べ火造り▽仕上げの焼き入れ-の3段階に分け、3年間で順番に学ぶ。

今回は、東京都や奈良県などからの参加者が、素延べ火造りを受講し、無鑑査刀匠の吉原義一さん(50)=東京都葛飾区=、松葉一路さん(58)=宮崎県日向市=の指導を受けた。

日刀保たたらの技師長を担う木原明村下(81)も見守る中、参加者は真剣な表情で、日刀保たたらで造られ熱で真っ赤に焼けた鋼をたたき、延ばして刃を打ち出し、刀の形にする作業を繰り返した。

吉原さんは「教えがいがある。技術は経験して身につけるしかなく、やればやるほど、うまくなる」と助言。再来年に刀匠の国家試験を受ける宮崎県日向市の冨岡慶一郎さん(34)は「優れた刀匠に教わり、他の研修生の仕事を実際に見て学べる」と話した。

(山陰中央新報 9月3日付)

 


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