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島根県/4年9カ月ぶり人口増/5月除き8月10人/外国人の転入要因

島根県の8月1日現在の推計人口は68万5158人で、7月1日現在に比べて10人増となった。前月比で増えたのは、例年転勤や就学で転入者が多い4月中の動きを反映した5月を除くと、4年9カ月ぶり。就職を理由に、出雲市を中心に外国人の転入者が増えたことが大きな要因とみられる。

県統計調査課によると7月の人口の動きは、出生数が422人に対して死亡数702人で自然減は280人。一方、転入者が1416人に対して転出者は1126人で、290人の社会増となり、全体で10人増えた。

市町村別では、松江、出雲、大田、江津各市と飯南町の5市町で増加。増減なしだった知夫村を除く13市町は減少した。

特に出雲市は社会増が190人だった結果、全体で150人増えた。転入の主な理由は「就職」が162人で、転入者444人のうち県外からが358人。外国人が多くを占めるとみられる。

実際、国外からの社会増は伸び続けており、16年は4年前の12年の約11倍に当たる734人を記録。電子部品製造大手の出雲村田製作所(出雲市斐川町上直江)の雇用拡大によるブラジル人の増加が主要因で、縁結び定住課の内藤雅超課長は「多文化共生を進めるため、市を挙げて支援策を強化したい」と話した。

さらに江津市は、自然減16人に対して社会増31人で15人増え、5月を除くと2年8カ月ぶりに前月比で増加となった。市民生活課によると、7月末時点の市在住外国人は296人で前月比25人増となり、市内企業でアジア系の外国人研修生の受け入れが進み、人口が増えたとみている。

一方で、中山間地域は自然減を要因に減少傾向が続く。県内移動も松江、出雲各市への転入が80人台と多く都市部へ流れている。県しまね暮らし推進課の新田誠課長は「都市部、中山間地域でバランスよく人口が増えることが大事だ」と強調。県西部や隠岐で子育て世代の人口が増えているとの調査結果もあり「市町村を歩き、対策ができている部分と足りていない部分を分析し、来年度の当初予算以降で反映したい」と話した。

(山陰中央新報 9月6日付)


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