「瑞風」山陰路デビュー/JR西豪華寝台列車/東浜駅(岩美)で歓迎行事

JR東浜駅のホームに入る「トワイライトエクスプレス瑞風」=17日午後6時44分、鳥取県岩美町陸上

山陰両県などを周遊するJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が17日、運行を始めた。一番列車は大阪発下関行きの山陰下りコース(1泊2日)で、午前10時20分に大阪駅を出発。午後6時44分に山陰両県では初めて東浜駅(鳥取県岩美町陸上)に臨時停車し、地元住民ら300人以上が深緑色の「走るホテル」を出迎えた。

国内の豪華寝台列車は、2013年にJR九州が「ななつ星in九州」の運行を開始。今年5月にはJR東日本の「トランスイート四季島」がデビューしたばかりで、ツアー型の「クルーズトレイン」は競争の時代に入る。

瑞風の一番列車は城崎温泉(兵庫県豊岡市)に立ち寄った後、東浜駅に到着。運行に合わせて周辺住民で結成した「東浜瑞風会」のメンバーが「東浜音頭」を披露するなど、盛大に歓迎した。JR西の松岡俊宏米子支社長は「瑞風の運行を機に、沿線地域の魅力が日本、さらには世界へと発信され、地域が盛り上がってほしい」とあいさつした。

また、運行開始に先立ち大阪駅で行われた出発式には、JR西の室博・鉄道本部営業本部長や、列車のテーマ曲を作曲したバイオリニスト葉加瀬太郎さんらが出席した。

瑞風は10両編成で、展望車2両と客車6両、食堂車とラウンジカーが連なる。客室は1車両1室の「ザ・スイート」など全16室。定員34人で、関西や山陽、山陰の観光を楽しめる。走行中も外へ出られる展望デッキがあり、日本海や瀬戸内の風をじかに感じられる。

山陰両県では、下関-大阪駅の山陰上りコース(1泊2日)初日の19日に出雲市駅(出雲市)、20日に鳥取駅(鳥取市)に停車。山陽・山陰コース(2泊3日)2日目の22日に宍道駅(松江市)と松江駅(同)、23日は東浜駅に止まり、乗客がそれぞれ立ち寄り観光地に足を運ぶ。

トワイライトエクスプレス瑞風 2015年3月まで札幌と大阪を結んだ寝台特急の名称を引き継いだ、JR西日本の豪華寝台列車。大阪、京都と下関を山陰、山陽両線の片道で結ぶ1泊2日と、2泊3日で周遊する計5コースがあり、料金は1人25万~125万円(2人1室の場合)。1日に1回、厳島神社(広島県廿日市市)や出雲大社(出雲市)などに立ち寄り観光もできる。料理は京都の料亭「菊乃井」の村田吉弘さんらが監修。スタッフが車内のオープンキッチンで調理する。

(山陰中央新報 6月18日付)


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