大改修進む大山寺阿弥陀堂/9月9、10日に特別公開

大山開山1300年祭を控え、約90年ぶりの大改修が進む国重要文化財・大山寺阿弥陀堂(大山町大山)で、9月9、10の両日、現場の特別公開がある。全面ふき替え中の屋根など、16世紀中期に建てられた建物の様子を、建物周辺に組まれた足場から間近に見学することができる。

改修用の足場が組まれ、シートに覆われた大山寺阿弥陀堂

阿弥陀堂は寺伝によると、平安時代の865年に天台宗の高僧・慈覚が創建したとされる。現在の建物は洪水に遭った後で再建されたが、古材を多く使用しており、再建前の鎌倉時代の建築様式もうかがい知ることができる。標高約800メートルにあるため、積雪による建物の傷みが激しく、国の補助金を受けて改修を進めている。

特別公開は寺と大山町教育委員会が共催で、定員200人。25人ずつ1日当たり4組を受け付ける。薄い板材を竹くぎで何枚も重ねて固定するこけらぶきの作業など、宮大工の仕事を見学するほか、作業に伴い公開を中止している国重要文化財の本尊・木造阿弥陀如来像も拝観できる。

改修は12月末まで。雪解け後の来春に落慶法要を予定している。大山寺支院・圓流院の大館宏雄住職は「大山の厳しい自然環境に耐えてきた建物を多くの人に見てほしい」と参加を呼び掛けている。

参加無料。申し込みはファクスで0859(52)2728。または電子メール(daisenji@sweet.ocn.ne.jp)。氏名、年齢、当日連絡のつく電話番号を明記。参加希望の日時(両日とも午前9時半、同11時、午後1時半、同3時)は第3希望まで記入する。問い合わせは大山寺、電話0859(52)2158。

(山陰中央新報 8月19日付)


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