ベニガニ初水揚げ/北ミサイル漁場緊迫/競り値は前年超え/境漁港

初水揚げされたベニズワイガニ=境港市昭和町、境漁港

境漁港(境港市昭和町)が水揚げ量日本一を誇るベニズワイガニが6日、今シーズン初めて同港に水揚げされた。北朝鮮のミサイル発射や核実験が相次ぎ緊迫する中での水揚げとなったものの、鮮やかな紅色のカニに、港は活気づいた。

漁は1日に解禁。初競り価格は1ケース(30キロ)当たりの平均単価で、前年より1117円高い1万1186円となった。最高は姿売り用で1万3500円。

境港カニ水揚げ日本一PR実行委員会の越河彰統会長は「外国産のカニの輸入が減った分、ベニズワイガニの需要が高まっており、高値で推移するだろう」と分析。「安全操業で豊漁になることを願っている」と話した。

北朝鮮は8月29日、日本海に向けてミサイルを発射。9月3日には核実験を行うなど挑発行動を激化させている。この日水揚げした「第32やよい丸」の舩津泰漁労長(57)は「ミサイルや核実験のことを心配しても仕方がない。漁の計画は変えない」と話した。

日本海沖の深海に生息するベニズワイガニは甘味が強いのが特徴で、加工用に用いられるほか、近年は姿売りも人気を集める。漁期は2018年6月末まで。

(山陰中央新報 9月7日付)


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